正月のしめ飾りは玄関のどこに？位置の正解と風水で運気が上がる飾り方

「しめ飾りって玄関のどこに付けるのが正解なんだろう？」と悩む方、多いですよね。

年末になるとホームセンターやスーパーに並ぶしめ飾りですが、実は飾る位置によって意味や運気の流れが変わると言われています。

この記事では、神道と風水の両方の視点からしめ飾りを玄関に飾るベストな位置をわかりやすく解説。

また、マンションや一戸建てなど住まいのタイプ別に、落ちにくい付け方や便利グッズも紹介します。

これを読めば、見た目も運気も整った「気持ちのいいお正月」を迎えられますよ。

しめ飾りを玄関に飾る意味と正しいタイミング

年末になると、スーパーやホームセンターにずらっと並ぶ「しめ飾り」。

でも、「いつ飾ればいいの？」「どこに付けるのが正しいの？」と迷う方、多いですよね。

ここでは、しめ飾りを玄関に飾る意味と、正しい時期・タイミングをやさしく解説します。

そもそも「しめ飾り」はなぜ玄関に飾るの？

しめ飾りは、神様を家に迎え入れるための「目印」です。

「歳神様（としがみさま）」という新年の神様が、幸福や豊作をもたらすとされていて、その神様が「ここがあなたの家ですよ〜」と分かるように玄関に飾るんです。

まるで、年末に帰省する家族に「ここだよ」と灯りをともすようなものですね😊

つまり、しめ飾りは神様への「ウェルカムサイン」なんです。

意味	内容
神様を迎える目印	「ここが清められた家です」と示す
魔除け	邪気や災いを家に入れない
感謝の印	一年を無事に過ごせた感謝を表す

いつからいつまで飾るのが正解？

一般的に、しめ飾りは12月26日から28日の間に飾るのがベストです。

29日は「二重苦」とされ縁起が悪く、31日は「一夜飾り」といって歳神様に失礼にあたるとされています。

私の家では毎年、掃除が終わった28日の夕方に飾るのが恒例です。

掃除を終えてスッキリした玄関に新しい年のしるしを飾ると、空気まで変わるような気がしますよ✨

避けるべき日や注意点

飾る日も大事ですが、外すタイミングも忘れずに。

基本的には1月7日（松の内）に外して、どんど焼きや神社でお焚き上げをしてもらいます。

もし地域の行事がない場合は、白い紙に包んで清め塩をして処分するのもOKです。

要は、神様への礼儀を大切にすることがポイントです。

ちなみに、昔の人は「しめ飾りが落ちたら、神様が忙しすぎて出かけちゃった」と冗談を言っていたそうです。

そんなエピソードからも、しめ飾りが単なる飾りじゃなく心を込めたお迎えの儀式だとわかりますね。

しめ飾りは玄関のどの位置に付けるのが正解？

「玄関ドアのどこに付けるのがいいの？」という疑問は、年末の定番ですね。

実は、明確な“ルール”はないものの、歳神様を気持ちよく迎えるための目安はあります。

ここでは、家の形や素材別におすすめの位置を紹介します。

基本は「玄関ドアの中央・目線より少し上」

一番バランスが良く、神様からも「ここが入り口だな」と分かりやすいのが玄関ドアの中央、目の高さより少し上の位置です。

まるで、家の“顔の中心”に笑顔のアクセサリーをつけるような感じです😊

しめ飾りの高さの目安は、地面から約160〜170cmほど。

設置場所	おすすめ理由
玄関ドアの中央	神様が入り口を見つけやすい・見た目のバランスも良い
ドア上部（鴨居付近）	昔ながらの伝統的な位置・風通しも良い
ドア横の壁	風で落ちやすい場合や玄関が狭い場合におすすめ

ちなみに、私の家では風が強い日だけ玄関ドア横の壁に移動させています。

「歳神様、ここですよ〜」と少し場所を変えるだけでも、気持ちはちゃんと伝わります。

マンションやアパートの場合の位置の工夫

マンションでは共用部分に飾るのを控えたほうが良いケースもあります。

そんなときは玄関の内側に飾るのが◎。

内側でも、歳神様が「ここに清らかな家がある」と感じ取ってくださるそうですよ。

私は以前、賃貸マンションに住んでいたとき、ドアの内側にミニサイズのしめ飾りをつけていました。

それでもなんだか部屋の空気が凛として、年越しが特別に感じられました。

ドア以外に付けてもいい？横の壁や鴨居の考え方

昔の日本家屋には「鴨居（かもい）」という引き戸の上の部分があり、そこにしめ飾りを付けていました。

今はドア式の玄関が主流ですが、もし鴨居や梁のような部分があるなら、そこに飾っても大丈夫です。

ようは、玄関の“入り口と分かる目立つ場所”にあればOK。

「真ん中じゃなきゃダメ！」と気にするよりも、自分の家の形に合わせて気持ちよく飾ることが大切です。

たとえるなら、クリスマスツリーのオーナメントみたいなものです。

家によってツリーの形も違うけれど、「きれいだね」と思える場所に飾るのが一番なんです。

風水で見るしめ飾りの理想的な位置

「風水ではドアに飾らない方がいいって聞いたけど…」と不安になる方も多いですよね。

確かに、風水と日本の神事では考え方が少し違います。

ここでは、風水の観点から見た「しめ飾りのベストポジション」を分かりやすく紹介します。

風水的に避けたほうがいい位置とは

風水では玄関ドアの真ん中に物を付けることはあまり良くないとされています。

理由は、ドアは良い気（運気）が入ってくる入り口だから。

真ん中をふさいでしまうと、せっかくの運気が止まってしまうという考え方です。

特に金属製のドアにしっかり貼り付けるタイプは、エネルギーの流れを妨げるとされることもあります。

ただし、これはあくまで風水的な解釈のひとつ。

日本の神道的には「歳神様の目印」として飾るのが目的なので、どちらを優先するかはあなたの気持ち次第です。

考え方	しめ飾りの位置の例
風水	玄関ドアの中央は避け、横や内側に配置
神道	歳神様が見つけやすい中央上部に設置

玄関の右側・左側の意味の違い

風水では、玄関から見て右側＝陽（よう）、左側＝陰（いん）とされています。

しめ飾りを右側に置くと、陽のエネルギーが強まり、家全体が明るくなりやすいと考えられています。

「最近ツイてないなぁ」と感じるときは、右側に飾ってみるのもおすすめです😊

逆に、家の中が落ち着かない・バタバタしているときは、左側に置くとバランスが取れると言われています。

風水の考え方と日本の神事の違い

風水は中国から伝わった「気の流れを整える環境学」で、日本古来の神事とはルーツが異なります。

一方、しめ飾りは日本の神様をお迎えする神具。

つまり、「風水に合わせるか」「神道に合わせるか」はどちらが正解という話ではなく、自分が信じたい方を選ぶことが大切なんです。

私の友人は「運気も神様も両方大事にしたい」と言って、玄関の内側の右上に小さなしめ飾りをつけていました。

それを見て、「なるほど、両方の良いとこ取りもありだな」と思いました。

風水も神事も、最終的には「新しい年を気持ちよく迎えるための工夫」。

しめ飾りの位置を決めるときは、見たときに心が整う場所を選ぶのがベストです。

しめ飾りを玄関に付ける方法とおすすめグッズ

「位置はわかったけど、どうやって付けたらいいの？」という疑問もありますよね。

最近はドアの素材や形もいろいろあるので、しっかり付けたいけど傷をつけたくない…という声も多いです。

ここでは、素材別の取り付け方や便利グッズを紹介します。

ドアの素材別おすすめの付け方（木製・金属製など）

まずは玄関ドアの素材をチェックしましょう。

素材によって使う道具が少し変わります。

ドアの素材	おすすめの付け方	ポイント
金属製ドア	マグネットフック	傷がつかず簡単に取り外せる
木製ドア	粘着フックや吸盤フック	貼る前に汚れを拭いて乾かすと強度アップ
ガラス付きドア	透明な吸盤フック	目立たずおしゃれに飾れる

我が家では、玄関がスチール製なのでマグネットタイプを使っています。

去年の年末に100均のフックを試したら、夜中に「ガタン…」と落下の音。

粘着タイプよりも耐荷重3kg以上のマグネットに変えたら、今年は落ちる心配もなく安心でした。

マグネットフックや粘着フックの選び方

フック選びのコツは、「しめ飾りの重さ＋風の強さ」を考えること。

風が強い地域では、磁力が強いものや、ドアの内側から挟み込むタイプもおすすめです。

粘着テープタイプを使う場合は、貼る前にアルコールで油分を拭き取ると長持ちします。

簡単に比較してみるとこんな感じです👇

タイプ	メリット	注意点
マグネット	再利用できて跡が残らない	木製ドアでは使えない
粘着テープ	どんな素材でも貼れる	外すときに跡が残ることがある
針金	デザイン装飾に直接結べる	おしゃれだが設置場所を選ぶ

風で落ちないための工夫とポイント

冬の季節は風も強く、せっかくのしめ飾りが落ちることもあります。

落ちてしまうと「縁起悪いかな…？」と気になる方もいますよね。

そんなときは次の工夫を試してみてください。

• フックを2か所設置して、落下防止にする
• 強風の日は玄関横の壁に移動する
• 軽いミニタイプのしめ飾りを使う

ちなみに、私は去年の大晦日に強風でしめ飾りが飛ばされ、翌朝ご近所の植え込みで再会しました…笑。

それ以来、「風に負けないフック」を選ぶようにしています。

少しの工夫で、しめ飾りがより安心して年神様を迎えられますよ。

門松や鏡餅との位置関係はどうすればいい？

しめ飾りを飾るとき、「門松や鏡餅と並べても大丈夫？」と悩む方も多いですよね。

せっかく飾るなら、神様にとって居心地のいいバランスに整えてあげたいものです。

ここでは、それぞれの意味と配置のコツをわかりやすく紹介します。

門松とのバランスの取り方

門松は「歳神様が降り立つための依代（よりしろ）」です。

つまり、神様が一番最初に「この家に来たよ」と立ち寄る場所になります。

門松は玄関の両側に一対で設置するのが基本で、しめ飾りはその間のドア中央上部が理想です。

飾り	位置の目安	意味
門松	玄関の両脇	歳神様を招く目印
しめ飾り	玄関中央または鴨居の上	家の入り口を清める
鏡餅	家の中（床の間や神棚）	神様へのお供え

つまり、「門松→しめ飾り→鏡餅」と内側に進む配置で、歳神様の道筋ができるというわけです。

玄関を開けたときに、神様が自然に中へ進めるようなレイアウトがベストですね。

鏡餅の位置との関係

鏡餅は家の中心にある「神聖な場所」に置くのが基本です。

玄関ではなく、リビングの高めの棚や神棚が最適。

しめ飾りと鏡餅を並べると、少し意味が重なってしまうこともあります。

もしどうしても玄関に鏡餅を飾りたい場合は、しめ飾りよりも内側・下の位置に置くようにしましょう。

神様にとって「通り道をふさがない位置」を意識するとよいですよ。

全体で見たときのバランスと印象の整え方

年末の玄関は、神様を迎えるステージのようなもの。

派手すぎず、でも清らかで明るい印象に整えることが大切です。

しめ飾りや門松を飾るときは、左右対称と高さのバランスを意識してみましょう。

• 門松は左右の高さを揃える
• しめ飾りは中央・目線より少し上
• 玄関の照明をつけて明るさを保つ

私の家では、夜になると玄関のライトを少し暖色に変えて、優しい雰囲気を出しています。

まるで神様を「どうぞ、こちらへ」と招くレストランの看板のようです😊

全体の見た目が整うと、通りかかったご近所さんから「素敵ですね」と言われることも増えます。

それだけで、年末の空気がちょっと特別に感じられますよ。

まとめ：しめ飾りは「見た目のバランス」と「気持ち」を大切に

ここまで、しめ飾りを玄関に飾る位置や風水の考え方、取り付け方などを紹介してきました。

最後にもう一度、ポイントを整理しておきましょう。

最も多い疑問のまとめ

疑問	答え
どの位置に飾ればいい？	玄関ドアの中央・目線より少し上が基本
風水ではどこが良い？	ドアの中央を避け、右側や内側に配置すると◎
何で付ける？	マグネットフックや粘着フックが便利
門松や鏡餅との関係は？	門松→しめ飾り→鏡餅の順で内側に配置

こうして見ると、難しそうに感じるしめ飾りの位置も、意外とシンプルですよね。

大事なのは「年神様に気持ちよく来てもらうこと」。

形や位置ももちろん大切ですが、それ以上に「新しい年を迎える準備ができました」という気持ちが何よりのポイントです。

風水よりも大切な“感謝の心”

風水やマナーの話を聞くと、つい「正解」を求めたくなりますよね。

でも、しめ飾りは本来、神様と私たちをつなぐ心のしるしです。

少し位置がずれていても、飾り方が簡単でも、そこに感謝の心があれば大丈夫。

私の祖母はいつも「神様は、きれいに飾られたものより“心を込めたもの”が好きなんだよ」と言っていました。

その言葉を思い出しながら、毎年しめ飾りをつける時間が、私にとっても一年を振り返る大切なひとときになっています。

だからこそ、今年もしめ飾りを飾るときは、見た目のバランスと心のバランス、両方を大切にしてみてください。

新しい年が、あなたとご家族にとって穏やかで笑顔あふれる一年になりますように😊